幕末動乱の時代、勝海舟の塾に通いながらも、自分の成すべき事が見付からず、
鬱屈とした日々を送っていた旗本の少年「町田房蔵」。
そんなある日、海舟のお供をして幕府の軍艦「咸臨丸」に乗り込み、
海の彼方アメリカ国を目指す事となる。
そして、そこで房蔵を待ち受けていたもの、それこそが、
正に夢の食べ物「あいすくりん(アイスクリーム)」だったのだ。
そのあまりもの美味しさに感動した房蔵、その製法を知りたくて、
「アイスクリームの父」と呼ばれるヤコブ・フッセルのもとを尋ねる。
帰国した房蔵は、早速あいすくりんを製造。
勝海舟、坂本龍馬たちは房蔵のあいすくりんに新しい時代を見る。
「あいすくりんには、日本を新しい時代へと導いてくれる大きな力がある」
そう確信した房蔵は、あいすくりんで時代を変えるべく立ち上がる。
やがて、人々は、彼を「あいすくりん房蔵」と呼ぶようになる。
果たして、あいすくりん房蔵は、あいすくりんによって時代を変える事が出来るのか‥。
そして、日本の夜明けは‥‥。


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